日本の出入国在留管理庁によると、昨年日本に居住者として登録された外国人は280万人を超え、そのうち50万人以上が東京です。
東京都が行った調査の、訪日史上最高数を年々更新しているという結果の通り、訪日旅行者数を見ると(今年の観光業会の縮小を考慮しても)、過去20年間で着実に増加しています。これを踏まえると、多言語ウェブサイトを持たない企業は、かなりの顧客を逃していると言えるのではないでしょうか?
多言語ウェブサイトとは何ですか?
多言語ウェブサイトとは、名の通り、複数の言語でコンテンツが表示できるウェブサイトです。海外の人々をターゲットとする企業や人々は、ウェブサイト内で、多言語化されたコンテンツを提供し、多様性に溢れる世界のあちこちで、別々の言語を話す人々を幅広く惹きつけています。
多言語ウェブサイトのメリット
下記は、多言語のウェブサイトを持つメリットの一例です:
- 円滑なコミュニケーション
企業と顧客間の円滑なコミュニケーションは、ビジネスの成長率にも大きな影響を与えます。顧客がウェブサイトのコンテンツを母国語で理解できるなら、つまり、コミュニケーションの障壁を感じることがないのであれば、世界中の顧客の、各々のニーズにも訴求しやすくなるのではないでしょうか?
- 訪問者のグローバル化
Webサイトのコンテンツに複数の言語を使用すると、それにアクセスできる人の絶対数は大幅に、また着実に増加します。逆に、言語が1つだけだと、その言語を理解できる人のアクセスにしか期待できません。多言語ウェブサイトを保持していれば、会社の製品やサービスをきっちりと理解してくれるユーザーからの、幅広いアクセス数増加に、大きく期待できることでしょう。
- SEOブースト
検索エンジン最適化(SEO)は、ウェブサイト、あるいは特定のページへの訪問者の流れを把握するための、非常に重要なツールです。ほとんどのウェブサイトが検索結果ページで上位に表示されることを望んでおり、そのためSEO効果をより向上するために、様々な方法を取り入れています。なんと興味深いことに、ウェブサイトの多言語化で、検索結果上位に表示される可能性が高まります。特定のコンテンツ、または製品に異なる言語を使用すると、ユーザーが母国語で検索したときに、検索結果上位にウェブサイトが表示される可能性が上昇するのです。言い換えると、ウェブサイトで多言語化がなされている場合、SEO効果は大幅に向上されるのです。
- 売り上げの増加
あなたがビジネス関連のウェブサイトを運営しているのであれば、製品またはサービスを複数の言語で説明することが、販売増加の火付け役になるかもしれません。 1つの言語なら、その言語を理解できるユーザーにしか届きません。複数の言語に対応していればいるほど、理解できる、あるいは惹きつけることのできる訪問者数が増え、新規顧客の獲得に有利に働きます。当然ながら、母国語のウェブサイトの方が便利であり、また顧客の快適感も増し、結果、そのウェブサイトから購入してもらえる可能性が高くなるのです。
- ブランドの宣伝効果と認知度の向上
このケースも同様に、コンテンツが1つの言語だけならば、対象となるユーザー数は減少します。結果、ブランドの認知度の大幅な増加も見込めません。コンテンツが多言語に対応していることは、宣伝効果向上に有益であるとも言えるのです。多言語化を通して、ブランドはより多くの人々からのアクセスを得られ、より大きなシナジー獲得、また、より大きなコミュニティ形成にもつながります。
- ユーザー満足度の向上
多くのウェブサイトは英語でコンテンツを公開していますが、英語以外の話者にはあまり効果を生んでいません。この場合でも、ターゲット層の母国語で製品またはサービスを説明すると、訪問者は必要な情報を手早く快適に入手できるようになり、満足度が向上します。結果、多言語ウェブサイトを通してブランドの信頼度も高めることができるのです。